コンテンツが供給され続ける現代の異常さ 依存症が当たり前の世の中
最近、読んでいる本
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依存症ビジネスという本です。
本書は現在の社会においては、瞬間的な快楽を満たすためのコンテンツ
=食事、ゲーム、ポルノ、ネットが過剰供給されており、それ故現代人は何かしらの依存症になることが当たり前の時代となっていることについて述べている。
そして、様々なコンテンツを供給する会社は人間の依存性を高めようと様々な策略を立て自分の会社の利益の最大化を狙う。
そうする中でいかに生きるか、「何かに依存せず生きていく」ことを目指す禁欲者のヒントになるような書であるように思う。
ポルノ=エロサイトについての章も1章ありその中で
「現代ほどエロコンテンツが手軽に、そして過剰に手に入れられる時代は無い」
ということが述べられており、現代男性のポルノ依存について述べられている。
日本男児のエネルギーの無さの大きな原因の一つとして「エロコンテンツの過剰供給」というものがあるとオナ禁を初めて以来ずっと思えてならない。
手持ち無沙汰になったときにひと時を満たしてくれる食事、エロコンテンツ、ネットの存在は我々を知らず知らずのうちにむしばんているだろう。
豊かに供給され続ける社会において無批判にそれを受け入れてしまう人間は豚となり、心はよどみ感性とエネルギーを失いそれ故、生きる苦しみを味わい続けることだろう。
しかし現代の世の中は様々な楽しさがあるという点においてはやはり過去に比べて良いのだろう。実際、世の中には楽しさの多様化が進んでいるし自分の中で取捨選択し、自律的に生きていけるのであれば過剰供給されるコンテンツの内の一部だけを楽しむことができればやはり楽しく過ごせる世の中であろう。
しかし、堕落してしまいやすい世の中であることは言うまでも無い。禁欲者はこういった快楽が幸福につながらないことを理解し、禁欲を行っている人が多いだろう。
快楽は刹那的なものであり、幸福では無い。
このことを肝に命じて生きていきたい。
また同じような内容の書として「ネットバカ」という本がある。
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これはインターネットが我々の脳にいかなる影響を与えるかということについて書かれたものである。ネットを使っている人間皆が読んで肝に命じておくべきことが書かれている。
ネットもポルノのみならず刹那的な快楽が非常につまった場所である。その使い方を間違えると、たちまち我々の脳に様々な影響を及ぼすことになる。
やはり、自分自身の内なる世界を充実させ外に何かを求める姿勢を小さくすることが大事なのであると感じる。